お墓は日本全国に非常に多くありますが、その全てのお墓が優良で最適なお墓とは決して限りません。
中には全く管理がされていないようなお墓もありますので、まずは管理状況のチェックを怠らないようにしてください。 墓地だけ手に入れて墓石がまだ未完成の場合は、とりあえず遺骨を納める納骨室だけ作って納骨することが出来ます。
角柱塔婆の正面に戒名、また側面や裏面に俗名と生没年月日などを予め書いておくこととなります。仏教につきましては、四十九日までに納骨をするということが慣習となります。
しかし都市部などではお墓を建てるお墓が無かったり、建墓に間に合わないこともよくあるようです。

 

もし四十九日に間に合わないようでしたら、お寺やお墓の納骨堂に遺骨を預かってもらって、お墓が完成してから納骨します。
このようなことは決して仏教の教えに反しているなんてことはなく、問題の無い方法となります。

GMOグローバルサイン株式会社
http://cloudpack.jp/partner/globalsign.html



墓石がまだで墓地だけ手に入れている場合ブログ:2019/7/17

もう30年も前のことである。

大学の卒業を目前にした二月、
卒論の提出も終わって時間があったあたくしに、
バイトが急にやめてしまって、
次がみつかるまでの間でいいからと言われて
引き受けたアルバイトだった。

その店は、
マスター一人、アルバイト一人の小さな喫茶店だった。

勤め始めて7日間ほど経ったころの寒い夕方だった。
客も途切れ、暗くなり始めた町を行く人もまばらで、
「そろそろ閉めようか」とマスターが言ったとき、
店の表に親子連れが立った。

客は、二人の息子の手を引いた女の人で、
背中のねんねこにも赤ん坊が眠っていた。

どこか近在の村から出かけてきたママと息子であったろう、
お腹がすいたと息子にせがまれて
通りかかったこの店に入ってきたのかもしれない。

あたくしは水の入ったコップとおしぼりをテーブルに運び、
注文を聞くと、
ママは表のショーケースを指差すようにして、
「あの赤いうどんを下さい」と言った。

赤いうどん?
あたくしは一瞬とまどったが、
イタリアンスパゲティだとわかり、
「三つですか?」と聞くと、「ひとつでいいです」と言う。

マスターは
あたくしが注文を伝えた時にはすでに調理にかかっていたが、
できあがった一皿は、いつもより分量が多めだった。
取り皿にお箸を添えて運んだ。

息子達はクチの周りを赤くして無心に食べている。
ママは下の息子に食べさせてやっていたが、
自分は一筋もクチにしなかったようだった。

親子連れが帰った後、
マスターはひとこと「赤いうどんか…」とつぶやき、
「さあ、もう閉めよう」とあたりを片付け始めた。

それから間もなくあたくしはその店を辞めたが、
そのママと息子のことは長く心に残った。

このページの先頭へ戻る